●～ぴんころ生活～活性酸素とは？●

活性酸素とは？

もし、貴方が現在健康上の悩みがあり、そしてその悩みを解決したいと考えているのであればここでいう活性酸素をまず気にするべきだと思います。少なくとも私はそう思います。なぜなら現在、活性酸素というものが原因不明といわれるものも含め、２００種類以上の病気・発病に関与しているといわれているからです。短くまとめると過剰に増えてしまった活性酸素が様々な病気や、病気の進行のお手伝いをしているということです。

皆さんは私達にとって、生きていくことに欠かせない酸素が病気の原因になることじたいピンとこない方も多いのではないでしょうか。それこそ大きな間違いで、現在私たちが住んでいる環境では約２１％が酸素ですが、マウスをそれとは違う高濃度酸素の部屋で飼育すると活性酸素が増え、寿命が顕著に短くなることでも証明されていますし、私達の体内でも活性酸素の破壊力を『還元』して中和する還元酵素（別名スカベンジャーと呼ばれ年齢とともに減少する）を備えていることでも証明されているのです。上の図は活性酸素の量が、左の還元酵素の量を超えたときヒトは老化のスピードが速くなり、ガンなどの病気にかかりやすくなることをわかりやすく表現したものです。ここで少し活性酸素の持つ毒性を説明しておきましょう。皆さんはパラコートという除草剤をご存知ですか？実はこれ誤飲で、少量でも体内に入ると死ぬこともあるんですが何故だかわかりますか？理由は、少量で大量の活性酸素が発生するからなんです。

ただ誤解のないように活性酸素が必ずしも人体に悪いことばかりをしているわけではないということも説明しておきます。先ほど述べたように活性酸素は非常に破壊力の強い酸素の一種ですが、この破壊力を体内では逆に利用していることがあります。たとえば体内に細菌などの異物が入ってきた場合、免疫機能のひとつ好中球というのがこの細菌を「食べて」自分の中に取り込みます。しかしこのままでは細菌を破壊したことになりませんので好中球は周りの酸素を集めそれを活性酸素に変えて、取り込んだ細菌にぶつけて最終的に破壊しています。ただこのときもやはり破壊力の強い活性酸素を使っているため多少のリスクが発生します。それが風邪を引いたときなど喉が赤く腫れ上がる現象で知られる「炎症」です。少し話が長くなりましたが活性酸素が持つ破壊力の強さを理解していただけたでしょうか。
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ｍｅｎｕ

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